ヨーロッパ 世界一周マイル旅行記

10ヵ国目【フランス】エトワール凱旋門

2017年8月10日

エトワール凱旋門の意外な歴史

高さ50メートル、幅45メートル

世界的なシンボルであり、フランス・パリに来たと思わせてくれる壮大なエトワール凱旋門

凱旋門を知っていても、エトワール凱旋門という呼び名でさえ、知っている人は多くないようです。

19世紀、ナポレオン・ボナパルト皇帝がロシアとオーストリアの連合軍を破った、アウステルリッツの戦いに勝利し、ルーブル美術館の傍にあるチュイルリー公園にカルーゼル凱旋門を作らせました。

その後、ナポレオン1世の命令によって更に雄大な門をエトワール広場に建設させました。

それが現在のエトワール凱旋門です。

当時、ナポレオンの好きなローマの凱旋門にインスピレーションを受けてシャルグランが設計し、1806年に着工されます。

しかし、工事は遅々として進みませんでした。

ナポレオンの失脚後、王政復古までの4年間工事が中断します。

1806年初めに礎石が置かれてから30年後、王政のルイ・フィリップ政権時代の1836年にようやく完成します。

完成までに30年の歳月がかかりました。

しかし、その完成前に流刑の地セントヘレナ島で亡くなったナポレオンは、1840年にイギリスから遺体が返還されフランスへ帰国した際、棺に入ってようやくこの門を通ることができたのでした。

またエトワール凱旋門の真下には第一次世界大戦で犠牲になった、約140万人とも言われているフランス兵の代表として、1人の兵士が埋葬されています。

フランス革命の記念日にはパレードが行われ、年末から年始にかけてはライトアップがされ多くの観光客を楽しませてくれます。

 

エトワール凱旋門の彫刻

エトワール凱旋門の両壁面には、歴史的に高名な画家や彫刻家の精緻なレリーフが施されています。

彫刻のモチーフは、凱旋門の主役であるナポレオン皇帝の数々の偉業です。

フランスが誇る歴史上の英雄の功績を讃えるとともに、国家の威信を賭けた格調高いレリーフです。

エトワール凱旋門のシャンゼリゼ大通り側とグランダルメ通り側の両面を見学することをおすすめします。

凱旋門のみどころ①
シャンゼリゼ大通り)

シャンゼリゼ大通りから凱旋門を見た時の右下の彫刻は、羽の生えた女性が人々に担がれ、剣を左側に向かって突いているレリーフはリュード作「1792年の義勇軍の出陣」

通称「ラ・マルセイエーズ」と呼ばれています。

ラ・マルセイエーズは義勇軍(自発的に戦闘に参加した者)が広めた歌であり、現在のフランスの国歌です。

この女性は敵の侵攻に対して、民衆に戦闘の命令をかけている様子を表しています。

 

凱旋門のみどころ②
シャンゼリゼ大通り)

そして左側のレリーフは、中央には剣を持ったナポレオンがおり、右側にいる勝利の女神が月桂樹を授けています。

この場面を表す彫刻はコルトー作の「1810年の勝利」という作品であり、ウィーン講和条約を称賛しています。

その上にある、四角い枠の中の彫刻はスール作「アブキールの戦い」と呼ばれており、ナポレオン1世がトルコに勝利した場面を描いています。

一番上の盾の形のレリーフには、ナポレオンが勝利した戦いの名前が刻まれています。

 

凱旋門のみどころ③
グランダルメ通り)

グランダルメ通りから、エトワール凱旋門を見て、右側のレリーフが、エテクス作の「1814年抵抗」です

ナポレオン時代のフランスの歴史が、レリーフに象徴的に描かれています。

造形的にも抵抗する人々の、力強さが全面に現れているレリーフです。

 

凱旋門のみどころ④
グランダルメ通り)

グランダルメ通りから見て左側のレリーフはエテクス作「1815年平和」です。

フランス国民だけでなく、世界の人々が求める平和が、レリーフのモチーフになっています。

 

 

シャルル・ド・ゴール広場

エトワール凱旋門が建つ、円形の広場がシャルル・ド・ゴール広場です。

この広場を中心にして、パリ市内に12本の道が放射状に延びています。

その様子が光り輝く「星=étoile」のように見えるので、「星の広場(エトワール広場) la place de l'Etoile」と呼ばれていました。

そこから「エトワール広場の凱旋門」つまり「Arc de triomphe de l'Etoile」と名付けられました。

しかし、第二次世界大戦でナチス・ドイツに勝利したシャルル・ド・ゴール将軍を称え、1970年にシャルル・ド・ゴール広場と改称されています。

 

 

エトワール凱旋門の開館時間

・開館時間

4/1~9/30 10時~23時  10/1~3/31 10時~22時30分

・閉館日

1/1(祝)、5/1(祝)、5/8(祝)午前、7/14(祝)午前、11/11(祝)午前、12/25(祝)

※午前中の閉館日は、国家主催セレモニーが午前中に行われます。午後からの開館時間は、午前中のセレモニー終了時間により異なります。

 

 

エトワール凱旋門の入場料

・入場料

・大人(26歳以上):12€
・18~25歳:9€
・18歳未満:無料

・無料対象者

・18歳未満は入場無料 /パスポートの提示が必要です。
・18~25歳までのEU圏国籍者、身体障害者と付添い1名、失業者 /各証明書の提示が必要です

・優先入場Eチケット

当日、入場券購入窓口に並ばずに、すぐに入場ができる優先入場Eチケットをサイトから事前購入することができます。
・Eチケットは印刷不要。スマホ画面の提示だけで入場可能です。
・通常料金より16%割引価格にて購入ができます

・その他

・オーディオガイド: なし
・パンフレット: 日本語、英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、オランダ語、ロシア語
・一般無料の日: なし

 

 

美術館共通パス「パリミュージアムパス Paris Museum Pass」利用可

パリミュージアムパスでの入場は、入場券購入の長蛇の列に並ぶ必要がありませんので時間短縮に大変便利です。

凱旋門はあまり混雑することはありませんが、ルーブル美術館などは大行列が予想されるので、パリミュージアムパスを利用した方が効率的です。

また美術館を一日で3箇所以上見学する場合、数日かけて他の美術館にも行かれる方はパリミュージアムパスの利用がお得です。

パリミュージアムパスの購入はこちら

 

 

凱旋門の入口

凱旋門へは地下歩道から入場します。

地上はパリで最大級の巨大ロータリーになっており歩行横断はありません。

①メトロで行く場合のみ

最寄り駅Charles de Gaulle Etoileにて1番出口「Champs Elysées(シャンゼリゼ) 方面、Arc de triomphe(凱旋門)方面」より地上へ。
メトロから地上へ上がる階段の途中から目の前に凱旋門の大きな姿が現れ、シャンゼリゼ大通り沿いに出ます。

②地下歩道へ

メトロ出口から凱旋門を前にして、すぐ約25メートルほど前方に、凱旋門へ向う地下歩道入口があります。
歩道入口はメトロの入口と似ていますが、「Arc de triomphe(凱旋門)」のマークと凱旋門のイラストロゴが表記されています。

③凱旋門の入口

地下歩道への階段を下り約100メートルほど歩くと左手に凱旋門の入口・入場券購入売場があります。

 

 

凱旋門の屋上&オフィシャルショップ

螺旋階段

凱旋門の屋上までは螺旋階段で登ります。

高さは約50メートル、日本のビルで約12階の高さ。

エレベーターは設置されていますが、車椅子利用者・身体障害者のための専用エレベーターとなりますので原則使用できません。

 

 

屋上からのパノラマ景色

高層ビルや高い建物の少ないパリ市内は、凱旋門の屋上からパリの素晴らしいパノラマ風景が楽しめます。

エッフェル塔やサクレクール寺院、コンコルド広場のオベリスク、新凱旋門などが眺められます。

 

 

最上階にあるオフィシャルショップ

エトワール凱旋門の最上階にはオフィシャルショップがあります。
ここでは書籍からキーホルダーや記念メダルなど凱旋門のグッズが手に入ります。

 

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